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形成外科

 形成外科の外来診療予定表

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形成外科とは?
主として体表の皮膚、軟部組織・骨などの硬組織の先天的あるいは後天的疾患による変形を機能的かつ形態的に再建修復を行ない、QOL(生活の質:quality of life)を高めて社会復帰を助ける外科の一分野です。
整形外科・美容整形とはどう違うのですか?
整形外科とは、人間が歩く、座るなどの日常運動をする上で支障となる病気、つまり骨、関節、筋肉などの病気を主に扱います。
それに対して、形成外科は日常生活を快適に送るうえで支障となる体表の機能や形態の異常を治療し、患者さんが社会復帰するのを助けたり、生活の質を向上させることが主な役割となります。
また、美容整形(正式には美容外科といいます)は形成外科の中の一分野ですが、美容外科は普通の人をさらに美しくすることを目的としている点が特徴で、脂肪吸引や皺取り、重瞼術などがあり、一般的には保険給付外(保険がきかない)となります。
形成外科では、腫瘍(できもの)や外傷(けが)の手術などで機能や形態が以前よりも劣った人、あるいは生まれつき異常のある人をできるだけ正常にすることを目的としています。

《当科で特に力を入れている疾患》

口唇・口蓋裂

 正常な形態の再建・食事摂取能力の獲得・言語機能の獲得のため口唇裂は生後2~3ヶ月に、口蓋裂は1歳~1歳6ヶ月頃までに手術を行ないます。口蓋裂がある場合は、ことばの訓練や歯科矯正治療などが必要となることがあります。また、中耳炎を伴うことも多いので、定期的に耳鼻咽喉科で診察を受け、必要な検査や治療を行ないます。
 成長に応じて目立ってきた口唇や外鼻の変形については就学前や就学期などに適宜修正手術を行なっていきます。
 口唇口蓋裂には地域ごとの公的医療費負担制度が適応となり、赤ちゃんの時には乳児医療、18歳までは国から医療費の給付を受けられる育成医療などの制度があります。

手・足の先天異常

1)多指症
手足先天異常の中では最も多く、手では親指側に多く発生します。過剰の指が瘢痕状に突き出すものから、完全な指の形態を取るものまであります。過剰の指が小さい時は切除するだけの簡単な手術で済みますが、残された指が小さい時は、過剰の指の一部を用いて正常に近い状態になるようにします。
2)合指症
指が互いにくっついているもので、多指症についで多い形態異常です。ただ分離するだけではなく、のちに指が変形(拘縮)しないような細かい配慮が必要となります。分離の際には多くの場合皮膚移植が必要となります。

耳介の先天異常

 大きく分けて大きさの異常を伴うものと伴わないものがあります。前者として小耳症(耳がほとんどない)、耳垂欠損症(耳たぶがない)があります。後者としては、埋没耳(耳の上方が頭の皮膚の下にもぐりこんでいる)、立ち耳(耳が横に張り出している)、折れ耳(耳が折れ曲がっている)、耳垂裂(耳たぶが裂けている)などがあります。
 大きさの異常がない場合、生後まもない頃は装具による矯正治療をすれば多くのものは治りますが、矯正治療が奏効しない場合や、小耳症などは外科的治療が必要となります。

肥厚性瘢痕・瘢痕拘縮

 熱傷(やけど)や外傷(けが)による肥厚性瘢痕(赤く盛り上がった傷跡)や瘢痕拘縮(ひきつれ)に対して、ステロイド含有テープやシリコンジェルシートによる保存的治療(手術を行なわない方法)、Z形成術や皮弁を併用した特殊な手術法、組織拡張器(ティッシュエキスパンダー)を用いることによる犠牲を最小限にした手術法などを行なっています。

難治性潰瘍

 糖尿病あるいは静脈鬱滞(うっけつ)による難治性潰瘍に対して軟膏などによる保存的治療が無効な場合は植皮あるいは皮弁形成による外科的治療を行います。

眼瞼下垂

 眼瞼下垂とは上眼瞼を引き上げる眼瞼挙筋という筋肉が先天的に弱かったり、加齢とともに眼瞼挙筋腱膜がゆるむことにより上まぶたが下がってくる疾患で、眼瞼挙筋の機能に応じて眼瞼挙筋短縮術、上横走靭帯吊り上げ術、眼瞼挙筋腱膜修復術などを行っています。

《形成外科で取り扱う疾患》

(1)先天性外表異常

  • 口唇裂、口蓋裂、巨口症
  • 耳介の異常・・・副耳、耳瘻孔、埋没耳、立ち耳、小耳症
  • 様々な頭蓋顎顔面変形
  • 手足の先天異常(多指症、合指症、先天性絞扼輪症候群)
  • 色素性病変(母斑、血管腫)
  • 臍ヘルニア(でべそ)、ろうと胸

(2)外 傷

  • 皮膚軟部組織損傷>
  • 熱傷(やけど)
  • 顔面骨骨折(頬骨、上顎骨、下顎骨、眼窩内骨折)
  • 手指の切断、肢再接着

(3)瘢痕(拘縮)・ケロイド

  • 熱傷や外傷による肥厚性瘢痕、瘢痕拘縮(ひきつれ)、ケロイド
  • 手術による傷の変形やひきつれ

(4)腫 瘍

  • 全身の皮膚および軟部組織の良性・悪性腫瘍
  • 母斑(あざ)や血管腫・リンパ管腫

(5)潰 瘍

  • 糖尿病性潰瘍・放射線潰瘍・壊疽などの難治性潰瘍
  • 褥瘡(とこずれ)

(6)その他の変形

  • 顔面神経麻痺
  • 陥入爪、まき爪
  • 眼瞼下垂
  • 進行性顔面半萎縮症
  • リンパ浮腫

当科では、患者さまの立場にたって診療を行っております。
診療についての疑問な点、不安な点、その他ご質問は、担当医又はスタッフへお気軽にご相談ください。

スタッフ紹介

石井 直弘
(常勤)
役職
形成外科部長
博士号・認定医等
日本形成外科学会専門医
小林 尚史
(常勤)
役職
形成外科副部長
古市 麻利江
(非常勤)
役職
嘱託医師
松永 圭以子
(非常勤)
役職
嘱託医師
小原 大地
(非常勤)
役職
嘱託医師

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